クラウドCTIの料金と選び方|小規模な整備工場・板金工場・車販店が見る比較ポイント

クラウドCTIを調べ始めると、料金表の形が製品ごとにばらばらで比べにくいと感じるはずです。月額が安く見えても、必要な機能がオプションだったり、席の数だけ料金が増えたりします。この記事では、クラウドCTIの料金がどんな項目でできているかを先に整理し、そのうえで日本カーネットのCTI「デジクラ」の料金と、受付が1〜3人の整備工場や板金工場、中古車販売店が比べるときの軸を紹介します。他社の金額は載せていません。

クラウドCTIの料金の内訳

クラウドCTIの料金は、多くの場合「初期費用」「月額の利用料」「オプション費」の3つでできています。初期費用には、契約時の設定作業や、電話とパソコンをつなぐための準備が入ります。月額は製品によって数え方が違い、電話番号の数、同時に使う端末の数、ログインする人の数のどれで数えるかで、同じ店でも金額が変わります。オプション費は、通話の録音や、メッセージ送信のように標準に入っていない機能を足したときにかかる費用です。もう1つ見落としやすいのが、パソコンやタブレットを新しく買う費用と、インターネット回線の費用です。クラウドCTIはブラウザで使うので、店のネット回線が安定していることが前提になります。通話料は電話会社への支払いとして別に残る、と考えておくと見積を読み違えません。

デジクラの料金と標準機能・オプション

デジクラの料金は、月額9,800円~(税別)です。別途初期費用がかかり、額は構成によって変わるためお問い合わせください。パソコンやタブレットなどの機器は利用者が用意します。月額には16個の標準機能が含まれます。着信時の顧客情報表示、顧客対応メモ、着信履歴と発信履歴、折り返しフラグ、着信タグ付け、複数台同時表示など、電話に出る前後の仕事に使う機能はひと通り標準です。一方、通話の自動録音、文字起こしとAI要約、SMS送信、スマホでの着信表示はオプションで対応しており、料金はお問い合わせいただく形です。「~」の部分は回線や台数の構成で変わるので、見積の際に自分の店の条件で確かめてください。標準機能の中身はCTIシステムの機能一覧にまとめています。

区分内容料金
月額標準機能16個(着信時の顧客情報表示、顧客対応メモ、着信履歴、折り返しフラグ ほか)9,800円~(税別)
初期費用導入時の費用別途。お問い合わせください
機器パソコンやタブレットなど利用者が用意
オプション通話の自動録音、文字起こしとAI要約、SMS送信、スマホでの着信表示お問い合わせください

電話に出る前に、お客様が分かる。デジクラは月額9,800円~(税別・別途初期費用)

日本カーネット株式会社 03-5256-7877(平日 9:00〜12:00/13:00〜18:00)

クラウドCTIとオンプレミス型CTIの違い

クラウドCTIとオンプレミス型CTIの違いは、顧客情報や着信の記録を置く場所です。オンプレミス型は店の中にサーバーを置き、そこで情報を管理します。クラウドCTIは情報をインターネットの向こう側に置き、パソコンやタブレットのブラウザから見ます。小さな店にとってのクラウドCTIの利点は、サーバーの購入や保守が要らず、端末を増やすときもブラウザを開くだけで済むことです。受付のパソコンに加えて工場のタブレットでも同じ着信を見る、といった使い方がしやすくなります。弱点は、インターネット回線が止まると画面に相手の情報が出なくなることです。店のネット回線が頻繁に切れる環境なら、先に回線を見直す必要があります。デジクラは、ブラウザで使うクラウドCTIです。

小規模な整備工場・板金工場・車販店がCTIを比べる5つの軸

受付が1〜3人の店がCTIを比べるときに見る軸は、初期費用、月額、必要な機器、使える端末、顧客台帳の持ち方の5つです。コールセンター向けの比較記事では、席数や自動音声の案内、通話の振り分けが比べられていますが、整備工場や板金工場、中古車販売店の代表電話ではそこまで要りません。それより、1回線か2回線の電話に、受付と工場の2〜3台で着信を出せるか、という条件で見積を取るほうが現実に合います。最後の「顧客台帳の持ち方」は見落とされがちな軸です。CTIは画面に出す顧客情報が無いと役に立たないので、お客様の名前と電話番号をどこに登録するかで、導入後の手間が大きく変わります。下の表に、軸ごとに確かめる質問を並べました。

比べる軸確かめる質問デジクラの場合
初期費用何にかかる費用か、構成で変わるか別途。構成によるためお問い合わせ
月額何の数で料金が増えるか(番号、端末、人)9,800円~(税別)。条件は見積で確認
必要な機器パソコンやタブレットを新しく買う必要があるか機器は利用者が用意
使える端末パソコン、タブレット、スマホのどれで着信が見えるかパソコンとタブレットのブラウザ。スマホはオプション
顧客台帳の持ち方顧客情報を新しく入力し直すか、今の台帳を使えるか着信から登録できる。DREAM POWERの顧客名と電話番号も出る

CTIの見積を取る前に確かめること

見積を取る前に、自分の店の電話の使われ方を数字で押さえておくと、話が早く進みます。確かめたいのは、1日に何本くらい電話が鳴るか、電話番号と回線は何本か、着信を見たい端末は何台か、お客様の名前と番号は今どこにあるか、の4つです。電話の本数は、1週間だけ正の字で数えるだけでも目安になります。回線の種類は、電話会社の請求書や明細を見れば分かります。端末は、受付のパソコン1台で足りるのか、工場や商談スペースにも置きたいのかで台数が決まります。顧客情報は、紙の台帳、表計算ソフト、整備システムのどれにあるかを確かめます。この4つがそろっていれば、見積の「~」の部分がどこまで上がるかを、最初の問い合わせで聞けます。

  • 1日の着信数(忙しい日と普段の日)
  • 電話番号と回線の数、電話会社の明細
  • 着信を見たい端末の台数と置き場所
  • 顧客の名前と電話番号を今どこで管理しているか
  • 標準機能で足りるか、録音やSMS送信も要るか

契約の前に聞いておきたいこと

料金表に載りにくいのが、契約の条件です。最低利用期間はあるか、途中でやめるときに登録した顧客情報や着信の記録を取り出せるか、申し込みから使い始めるまで何日かかるか、困ったときにどこへ問い合わせればよいか。この4点は、どのCTIでも契約前に聞いておくと後で慌てません。車検の繁忙期に入れ替えると受付が混乱しやすいので、使い始める時期も見積の段階で相談しておくと安心です。デジクラの場合も、こうした条件はお問い合わせの際にご説明します。

顧客台帳の持ち方とDREAM POWERとの組み合わせ

CTIの費用で見えにくいのが、顧客情報を登録し直す手間です。整備システムとCTIで顧客台帳を別々に持つと、お客様の電話番号が変わったときに2か所を直すことになります。整備システム・整備ソフト DREAM POWER(ドリームパワー)を使っている会社なら、DREAM POWERに登録したお客様の顧客名と電話番号がデジクラの着信画面に出るため、台帳を二重に作らずに済みます。車両や車検の満了日、入庫と見積の管理は、これまでどおりDREAM POWERの側で行います。DREAM POWERを契約していない会社も、デジクラだけを申し込めます。その場合は、着信から顧客登録する機能を使い、電話がかかってきた順に台帳を育てていく形になります。組み合わせの詳しい説明はDREAM POWERとの連携のページにあります。

よくある質問

Q. 月額9,800円~の「~」はどんなときに上がりますか?

回線や端末などの構成によって変わります。店の電話番号の数と、着信を見たい端末の台数をお知らせいただければ、その条件で見積をお出しします。

Q. 電話が少ない店でもCTIを入れる意味はありますか?

1日に数本しか鳴らず、相手がほぼ決まった取引先だけという店では、月額に見合う効果は出にくいです。常連のお客様からの電話が多く、受付が作業と電話を兼ねている店ほど向いています。

Q. パソコンは新しく買う必要がありますか?

機器は利用者の側で用意していただきます。ブラウザで使う仕組みなので、今お使いのパソコンやタブレットをそのまま使えるかどうかを、導入前に一緒に確かめます。

電話に出る前に、お客様が分かる。デジクラは月額9,800円~(税別・別途初期費用)

日本カーネット株式会社 03-5256-7877(平日 9:00〜12:00/13:00〜18:00)